カウンセリングレッスン

2013-11-26

レッスン歴28年になりますが、何年やっても日々、目の前の子どもさんに最適なレッスンをするために勉強することはいくらでもあります。

時代とともに子どもたちを取り巻く環境はめまぐるしく変わっていきます。折を見つけてセミナーに行ったり本を読んだりしています。

最近読んだのは、樹原涼子さんというピアノの先生が書かれた「ピアノを教えるってこと、習うってこと」という本です。樹原先生は「カウンセリングレッスン」というのを提唱されていて、先生が一方的に教えるのではなく、生徒が主体的にピアノの取りくむようなレッスンの心得を教えてくださいました。ピアノを弾くのは親のためでも先生のためでもなく、自分のためだということをまず、自覚させるようなレッスンの進め方です。
 私がピアノを教え始めた時、目指していたのもまさにこの方向!ピアノを習うということが決して先生の言うことを素直にきく「いい子」を育てることであって欲しくない、と思って教えてきました。それではその子が弾く音楽は面白くもなんともありません。音楽は自分で感じ、表現してこそ生きたものになるのです。
 とかくピアノを弾くことは楽譜の読み方を習い、その通りに音を並べることだと勘違いされますが、それだけでは音楽になりません。感性を育て、自分の感じるものを表現できる手段の1つとして欲しいと願っています。

 とはいっても毎日の練習が欠かせないのは事実。その練習を見守る親御さんたちへのアドヴァイスも載っています。またご紹介しますね。
 練習の励みになるように「ピアノのあゆみ」にシールを貼ってもらっていますが、100枚目のプレゼントは生徒さんひとりひとりの顔を思い浮かべながら選んでいます。その子の喜ぶ顔が見たいので、プレゼント選びも楽しんでいます



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