ピアノ先生ブログ
巣立ちの日
昨夜、長女がとうとう旅立って行きました。海外の生活にあこがれてCAの道に進むと決めた時も、やっと合格通知が来て喜んだ時も、いつか行ってしまうなんて考えていませんでした。いえ頭ではもちろん、分かっていたのです。けれど本当にお別れの日が来るなんて分かっていませんでした。
でもとうとうその日が来たのです。車は荷物でいっぱいなので電車で関空に向かう途中、娘が生まれてからこれまでのことが走馬灯のようによぎり、ひとり涙ぐむのでした。
子どもっていつか巣だっていくものだったんですね・・・。もちろん、喜ばしいことです。1つ屋根の下に住んでいる間にはけんかもしましたし、うるさがられました。こっちだって腹の立つこともありました。決していつも仲良く暮らしていたわけではないのです。でも娘の部屋が空になり、明日から戻って来ないというのは、しばらく要らない娘の茶わんやおはし、タオルや残していった服やらを片付けるのは、なんともいえず淋しいものでした。
現地に着いたという知らせがLINEで届き、私は「愛子が世界中どこにいてもお母さんはいつも祈っているよ!」と返事を出しました。その後届いた実家の母からのメールには「娘の成長は嬉しいけれど、手放す淋しい母心も分かりましたか?だから娘のために祈ることです。」とありました。
お母さん、はい、よく分かりました。今はもう、祈ることしかできません。
そして・・・私には可愛い生徒さんたちがいる!ありがたいことです。
幼稚園のクリスマス発表会
今日は生徒さんのひとりが通っている、服部みどり幼稚園のクリスマス発表会に行ってきました。私ってママさんには見えないだろうけど、まさかおばあちゃんにも見えないよね?と気にしながら・・・(誰も気にしてないと思うけど)。
かわいい園児さんたちの歌と鍵盤ハーモニカと合奏の発表。年長さんとはいえ、ずいぶん難しい選曲で、指導してまとめる先生も大変だろうなと思いました。でも子どもたち、目をきらきらさせてしっかり歌ったり演奏したりしていました!子どもって可能性をいっぱい持ってるんですよね。
しばしママ気分(おばあちゃん気分?)を味わったひとときでした
カウンセリングレッスン
レッスン歴28年になりますが、何年やっても日々、目の前の子どもさんに最適なレッスンをするために勉強することはいくらでもあります。
時代とともに子どもたちを取り巻く環境はめまぐるしく変わっていきます。折を見つけてセミナーに行ったり本を読んだりしています。
最近読んだのは、樹原涼子さんというピアノの先生が書かれた「ピアノを教えるってこと、習うってこと」という本です。樹原先生は「カウンセリングレッスン」というのを提唱されていて、先生が一方的に教えるのではなく、生徒が主体的にピアノの取りくむようなレッスンの心得を教えてくださいました。ピアノを弾くのは親のためでも先生のためでもなく、自分のためだということをまず、自覚させるようなレッスンの進め方です。
私がピアノを教え始めた時、目指していたのもまさにこの方向!ピアノを習うということが決して先生の言うことを素直にきく「いい子」を育てることであって欲しくない、と思って教えてきました。それではその子が弾く音楽は面白くもなんともありません。音楽は自分で感じ、表現してこそ生きたものになるのです。
とかくピアノを弾くことは楽譜の読み方を習い、その通りに音を並べることだと勘違いされますが、それだけでは音楽になりません。感性を育て、自分の感じるものを表現できる手段の1つとして欲しいと願っています。
とはいっても毎日の練習が欠かせないのは事実。その練習を見守る親御さんたちへのアドヴァイスも載っています。またご紹介しますね。
練習の励みになるように「ピアノのあゆみ」にシールを貼ってもらっていますが、100枚目のプレゼントは生徒さんひとりひとりの顔を思い浮かべながら選んでいます。その子の喜ぶ顔が見たいので、プレゼント選びも楽しんでいます
長女の巣立ち
いよいよ海外の航空会社に就職の決まった長女の出発が金曜日に迫り、引っ越しの準備。あと4日しか一緒にいられないとなると、こんなに淋しいものでしょうか?本人はいたってけろっとしていて、そんなこと考えてない様子。・・・でもレッスンで子どもたちの顔を見たら、幸せいっぱいになりました。実の娘がいなくなっても私には可愛い生徒さんたちがいる^^つくづくありがたいと思いながらレッスンしたら、今日のレッスンはノリノリになりました。
皆さんも今は子育って終わりがないように思われるかもしれませんが、必ずこんな日がやってきます。しかもそう遠くない未来に。
どうぞ今の時代を大切にしてくださいね^^
シャナヒーさんコンサート
今日は高槻カトリック教会で今年の発表会のゲスト・シャナヒーさんと、カロリーナ・カンテリネンさんのコンサート。丸いドームの石造りの教会で 豊かな響きのある建物。カロリーナさんは珍しいカレリアン・ヨイクという北欧の伝承の歌い方を受け継がれた貴重な歌手。2年前、万博公園の北欧の 音楽ピクニックで初めて聴かせてもらった時もよかったけれど、今日は残響の素晴らしいホールで、カロリーナさんの力強く色彩豊かな声に魅了され ました。伝承音楽って外国の音楽でも妙に懐かしい気がします。シャナヒーさんのアンサンブルも、教会の空間に溶け込んで、窓の外がだんだん黄昏て いくにつれ音楽もどんどん深まっていき、私自身が音楽に包まれているように心地よかったカロリーナさんとのアンサンブルも楽しくて、音楽っていいな!と あらためて実感しましたドーム空間に響くカンテレ、アイリッシュハープ、フィドルそして特に響きが効果的だったヴィブラホーンやウッドブロック。
ラストのフィンランドのしっとりしたクリスマスソングがいつまでも耳の奥に鳴り続け、夢見心地で帰途につきました。
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