ピアノ先生ブログ
クリスマス会
やっと、クリスマス会の演目が決まった。毎年、アイディアが出るまでは悶々とするのだが、これだ!と閃いたら後は早い。今回なかなか閃きが来なかっただけに、これからがワクワクする。
去年までは自宅で開いていたが、もう限界なので部屋探しから。以前使ったことのある服部駅前のコンツェルトという音楽喫茶をお借りすることにした。
プログラムは去年と同じく夏の発表会に出なかった生徒さんたちのミニ発表会に続いて、
他の生徒さん全員による合奏。そしてゲームとお茶。
ちょっといつもと違う空間で音楽を通じて皆が楽しめる会にしたい。
ヴァイオリン
学生時代、学生オケでヴィオラを弾いていた。大学側の事情でピアノ科の入試にヴァイオリンがあると知った高校2年生から必死でヴァイオリンを習い、3回生からヴィオラでオーケストラに入っていた。
学生オケといっても、ユーゴスラヴィアから来たこわ~い指揮者の先生の元、ピアノより必死に練習してオケの授業に行ったものだ。苦労もしたがおかげで私はオーケストラの魅力を知り、とりわけ弦楽アンサンブルの楽しさを知った。
ところでピアノで音楽を演奏するとき、弦楽器のボーイング(弓使い)が参考になることが多々ある。生徒さんに言葉や身振りで説明してきたが、今日ふと思いついてしばらくホコリをかぶったままになっているヴァイオリンをケースから出し、弓を張り、松ヤニを塗って調弦し、久しぶりにちょっとだけ音を出してみた。ピアノのノンレガート奏法をヴァイオリンのボーイングで説明したかっただけなのだが、ちょっと弾いてみせただけで
5年生のやよいちゃんは私の伝えたかったことをいっぺんに理解し、ピアノの音ががらっと変わった。
やはり百聞は一聴にしかず。これからも時々ヴァイオリンを弾いてみせてあげられるよう、また練習しておこうと思う。
今日のレッスンから
火曜日は3時過ぎからの「こびとのへや」から8時近くまでぶっ続けのレッスンの日。
途中でのどが乾いたりお腹が空いたりする以外は、とても楽しい。それぞれの生徒さんが
とても可愛く、一緒に大笑いすることもあり、本当に幸せな仕事をさせてもらっている。
今日印象に残ったこと・・・「こびとのへや」の4才のあずりちゃんがお話を聞いている時、ぽかんと開いたお口がつやつやした果物みたいでとてもきれいだったこと。1年生のゆのちゃんやゆうかちゃんと歌に合わせてお手玉をして、楽しくて笑い転げたこと。
3年生のゆかちゃんとはると君は二学期になってどんどん伸びてきていること。新しい教材に入った4年生のちひろちゃんには楽譜のいろんな読み取り方を説明した。来週からが楽しみだ。
昨日の6年生のさえちゃんは学校の音楽会の合奏と合唱の2曲ともピアノ伴奏するらしい。とても難しいのによくがんばっていて、エライ!
子どもたちの成長を見させてもらえるこの時間は、何にも替えがたくありがたい。
手の大きさ
私は身長163センチで、手も10度(ドからミまで)届く。小さいほうではない。
がしかし、このところ生徒さんに抜かされてばかりだ。
まず夏休みが終わって9月に入ったころ、6年生のなおかちゃんに背丈を抜かされた。
そして今日は、なんとやはり6年生のはるかちゃんに、手の大きさを抜かされたのだ!
ショック~。ついこの間も較べたのに(生徒さんの手の大きさを知るには自分と較べるのが一番)、今日はなんだか少しずつはるかちゃんの指が長い。わぁ、子どもっていつの間に大きくなるんだろう?
レッスンが終わってからお手玉遊びをしたら、やっぱり笑い転げ、「お手玉欲しくなっちゃった」と言っていた。まだ子どもらしいところがあるのになあ。
今日のレッスンから
子どもには100の言葉を言うより、弾いてみせてあげるほうが断然いい。特に9才くらいまでの子どもは、私の出した音をそっくり真似しようとするし、またそれができてしまう。いつも「先生のわざを盗むんだよ」、と言っている。
けれど、いつもいい音を出すには週に1度レッスンに来る時だけでは全然足らない。
むしろ日々の練習の中で自分の音がちゃんと聴けているかどうか、それによって進歩が全く違ってくる。先生の耳に聴いてもらって判断するのではなく、自分の耳で聴くこと、それが一番大事だと今日3年生の子に話した。
せっかく習わせてもらっているピアノなのだから、聴く姿勢とともにぜひ身につけて欲しい。一生友だちでいられるように。