中学生のピアノ
2015-02-03
中学2年生のYちゃんが、合唱コンクールのピアノ伴奏を引き受けたと聞いたのは去年の年末のことでした。「誰も弾くって言わないから・・・」と言いながら、初めて聴かせてくれた時から、すでにもう随分練習してきたようでした。年が明けて最初のレッスンでは、冬休みの間に懸命に取り組んだ成果がはっきりと表れていました。「よくがんばったね?!」「もうすぐ練習が始まるんです。」そして今日のレッスンではもう「いよいよ歌の練習が始まりました」と言って、私が歌うのに合わせてテンポよく弾きこなしていました。そして去年は部活が忙しいと言って出なかった発表会も「今年は出ようかな」と言うのです。
Yちゃんはバレー部に所属し、塾にも通っていて、他の中学生同様、とても忙しい毎日を送っています。中学校に上がって仲良しのお友だちが忙しくてピアノをやめてしまった時は、彼女もどうしようかと悩んでいました。それでも弾きたい曲があって、月2回に減らしてレッスンに通い続けてきてくれています。小学校2年生の時から通ってきてくれているので、今回の成長が嬉しくてなりません。
ピアノは本来は多感な中学生頃からこそ、表現の幅も出逢う曲の幅も広がって楽しくなってきます。受験や部活も大切ですが、音楽の素晴らしさがわかってくるこの時期こそ、続けて欲しいと思います。