2019年6月のお便りより

2019-06-12

赤ちゃんは生まれた時から歌を歌っています。ふにゃふにゃした喃語はまるで、歌のようです。幼い子どもは気がつくと、何かの言葉をメロディのように口ずさんでいたりします。  人間は本能的に歌うことを知っている 生物なのだと思います。子どもたちは習う前からすでに歌っています。  そんな子どもの生き生きとした感性を、そのまま伸ばしていきたい。これが私の原点です。 音符が読めてピアノの鍵盤に並べていくのが音楽ではありません。   この頃はレッスンの最初に「ピアノでおはなし」というのをやっています。生徒さんが3つの音を弾き、私が3つの音で答え、というのを交互にやって、終わりを見つけます。黒鍵だけを使うと誰でもできます。3才の子どもたちともやりました。これは音楽で会話ができるということを体感してもらうプログラムです。    先日、大学を出てから初めて、私がレッスンを受けたい先生に出逢いました。その先生はピアノから極上の音色を取り出す仕組みを教えてくださるのですが、その前提に「哲学」をお持ちでした。 「音楽(musica)とは宇宙(musica munndana)、生命(musica humana)、形(musica instrumentalis)をリズム、メロディ、ハーモニーを使って波動に変換する芸術である」  そしてレッスンする人の心得として  ① 目の前の人の心を理解する。 ② 目の前の人の幸せを考える。 ③ 世界で一番学ぶべき人間は自分だと忘れるな!! と教えてくださいました。 こんな師に出逢うことができてラッキーです。私自身がもう一度学びを深め、生徒さんたちに還元していきたいと思います。 音楽は楽しくなくっちゃ!



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