11月, 2014年
朗読会を終えて
第1回ライアの調べにのせて~短歌の朗読会~は好評のうちに無事、終了しました。短歌の朗読の合間に、ライアでそれにふさわしい曲をつける、という新しい試みでした。クラシック音楽を中心に学んできた私は、かねがね、他人の作品を演奏するのもいいけれど、自分の音楽を表現してみたいと思い、とりわけその場のインスピレーションで生まれる即興演奏にあこがれを感じてきました。 そしてその第1歩を踏み出したのが先日の朗読会でした。今回は全て即興とはいかなかったものの、友人の歌の心を読み解き、そのイメージにふさわしい曲を創り、奏でるというのは初挑戦でした。それを本番でやり終えた今、これまでにない充足感にあふれています。 2~3曲は即興で奏でることもできました。次はもっと余裕をもって即興をやれそうです。今回はライアでしたが、ピアノでもいずれやってみたいと思っています。 人生の後半、楽しみはまだまだこれからです^^
短歌の朗読会でライアを弾きます。
今週の土曜日、11月15日午後2時から、友人の東野登美子さんの自作の短歌朗読会でライアを弾きます。ライアというのは、いわゆる竪琴の一種で、もともと音楽療法のために作られた楽器です。なのでそんなに大きな音は出ませんが、響きが豊かで、癒しの楽器と言われています。
この楽器に出会ったのは、シュタイナー教育を学んでいた十数年前になるでしょうか。初めて自分の楽器を手にした時の感動を今も覚えています。しかし、子育てに明け暮れ、なかなか落ち着いて楽器を弾く余裕もありませんでした。
東野さんは私と同じ年のお嬢さんのお母さんです。お互い子どもが成人し、少し余裕ができた今、今回の話が持ち上がりました。どんな子育てにも大変な時期があります。彼女はそんな時期の心情を歌に詠むことで乗り越えてこられました。同じ子どもを育てた親として共感し、周りに彼女の歌集を勧めていたのがきっかけでした。今回はそれらを、作者本人の声で聞いていただきます。目で読むのとはまた違った味わいです。私は朗読の合間に、歌のイメージで創った曲を奏でます。言葉に音をつけるというのは前からずっとやりたかったことでした。初めての挑戦にわくわくしています。
休憩時間には、別の友人に本格的な中国茶を淹れていただきます。場所は天王寺区の小さな教会です。お問い合わせください。保育はありません。会費は1500円です。ひとりでも多くの方に聞いていただきたいと思っています。よろしくお願いします。