2007年ドイツ紀行~バッハの足跡をたどって~

2007年8月5日~8月17日

2007年の夏、私は勉強中の「アウディオペーデ~聴く器官の養成講座」の一貫として
ドイツ・ヴィッテンのヴァルドルフ・インスティテュートで約1週間の研修を受け、
その後仲間と別れてひとり、敬愛するバッハの足跡を訪ねて約1週間の旅をしました。

ドイツは3回目でしたが、ひとりで旅するのはこの時が初めてで、カタコトのドイツ語とブロークン英語を駆使し、
すこぶる楽しい旅をしました。その時の様子をお伝えします。

ケルン大聖堂1

8月11日(土) ケルンへ
アウディオペーデの仲間15人と
ヴィッテンを出発。
ボンへ行く3人とはケルンで別れ、
12人でケルンの街へ繰り出す。
世界遺産のケルン大聖堂は思った以上に
すごい!壮麗!
正午になるとこの大聖堂はじめ街中の
教会の鐘が鳴り響き、街全体を包みこむ。
これが何百年と鳴り響いてきた鐘の音なんだ。
・・・ ゆったりと流れるライン河沿いには
人々が思い思いにくつろぎ、余暇を楽しんでいた。
わあ、ドイツに来たんだ~と胸いっぱい!
ケルン大聖堂2
ケルン大聖堂5
ケルンの街で
ライン川のほとりで

ライン川1
ライン川2
ローレライの岩

昼過ぎ、みんなと別れ、ひとりアイゼナッハ行きの列車に乗る。快晴。コブレンツを通ってマインツまでライン川を眺めながらの旅。美しい。歌にもある「ローレライの岩」も拝むことができた。隣りに座った年配の婦人と英語で簡単なおしゃべりをし、楽しかった。
トイレに立つ時は荷物を見ていてもらったり。親切にしていただいた。
ホテル カイザーホフのレストラン
ホテル カイザーホフ
マインツで急いで乗り換えていよいよバッハの生誕地、アイゼナッハへ。
「ホテル・カイザーホフ」に到着。由緒あるホテルらしい。
地下のレストランで、やけに愛想のいいおじさんに注文を取ってもらい、
ミュンヘンのドゥンケル・ビールとテューリンゲンのソ―セージ、
ザワークラフトとマッシュポテトをいただく。8.6ユーロ(当時1ユーロ=約167円)。
1泊72ユーロのホテルで広くてきれい。
しかし夜中にバーから賑やかな音楽が聞こえてきて起こされてしまった。
フロントに文句を言ってもどうしようもなかった。

8月12日(日)アイゼナッハ
ホテルでリッチな朝食バイキングの後、荷物をフロントに預け、いざアイゼナッハの街へ。
バッハが洗礼を受け、ルターが説教をしたという「ゲオルク教会」へ行ってみると、日曜礼拝が始まったので参列。なんと二人の赤ちゃんの洗礼式もあり、素晴らしいパイプオルガンの演奏に合わせてドイツ人の会衆と一緒に讃美歌を歌うというチャンスに恵まれた。感無量。

ゲオルク教会1
バッハ像1ゲオルク教会2
ゲオルク教会3

その後、バッハの生家が博物館になっている「バッハ・ハウス」を訪ねる。
バッハ博物館1
バッハ博物館2
バッハ博物館3
ジーベルマン作のスピネットも含む、パイプオルガン、クラヴィコード、チェンバロなどの生演奏も聴くことができ、バッハゆかりの資料や楽器、バッハの作曲した部屋の再現なども見ることができ、いくらいても飽きない。
この日も快晴で、バロック式の美しい庭園でパンとコーヒーのランチをとり、昼過ぎまでゆっくりしてしまった。
夕方、再びゲオルク教会へ。16時からのオルガンコンサートに参列。素晴らしい響きの演奏にひたった。18時前のICE(ドイツの新幹線)でライプチヒへ。「ホテル・ガーデンコート」泊。
アイゼナッハの街並み1
アイゼナッハの街並み2
アイゼナッハの街並み3

8月13日(月)ライプチヒ
晴れ。朝一で、あこがれの「聖トーマス教会」へ。9時に行くと誰ひとりいなかった。
がらんとした教会の中でバッハの音楽に耳をすます。バッハのお墓に畏敬を込めてお参りし、教会内を歩き回った。コンサートが聴けなくて残念。
次は「バッハ博物館」へ。「バッハ・ハウス」より展示品は少なかったが、英語のガイド機をできるだけ全部聴き、CDの演奏も聴いた。
昼食はゲーテのファウストの舞台となった「アウアーバッハスケラー」へ。美味しい
ます料理とビールをいただく。14.2ユーロ。さすがの雰囲気。でもなぜか初めて来たのではない感じがして・・・満喫した。
その後、「メンデルスゾーン博物館」へ。ここも展示品は少ないが美しいサロンで、
誰も見ていなかったのでうとうとと昼寝。小雨が降ってきて肌寒かったので少し雨宿りしてから再び街の中心部へ。チューリンゲン伝統の藍染めの店を見つけてうっとり。
再びトーマス教会に戻り、19時からの野外コンサートの前に腹ごしらえ。スタンドで
カレーブルストとポテトサラダ、ビールを注文。5ユーロでおつりがくる。
コンサートはクラリネット&サックス、ピアノ、ベース、ドラムス、バンドネオンの
男性5人で、スイングやタンゴをたっぷり聞かせてくれた。ライプチヒの市民は優雅な生活をしているなあと思った。ビールを飲みながら、家族や友人と語りながら、老若男女ざっと200~300人はいたか、トーマス教会前の広場いっぱいの聴衆。20時すぎにお開きになってから、ようやく日が暮れていく。
今日も楽しかった。「ガーデンコート」に連泊。
トーマス協会1
トーマス教会2
トーマス教会3
トーマス教会4
トーマス教会5
アウアーバッハスケラー

ファウスト像

メンデルスゾーンハウス1

メンデルスゾーンハウス2

メンデルスゾーンハウス3

野外コンサート1

野外コンサート2

野外コンサート3

トーマス教会6

8月14日(火)
旧市庁舎前の広場に行ってみると、朝市がたっていた。やさい、くだもの、ソーセージ・ハム、魚肉加工品、チーズ、パン、花などの店がずらりと並ぶ。Bioのパン屋で昼食用に
フォカッチャ、プレッツェル、にんじんとくるみのケーキ、りんご2個を買う。
10時になったので「ライプチヒ市歴史博物館」へ。壮麗な内部だけでも価値があるのに
展示品も多い。写真撮影もOKで4ユーロは値うち。古きヨーロッパの香りがとても
懐かしい気がする。もしかしたら私は以前、ヨーロッパにいたのかもしれない。
トーマス教会の前の公園で噴水を眺めながらコーヒーを買って昼食。
「グラッシイ楽器博物館」へ。こちらも見ごたえたっぷり。音も聴けて楽しい。
写真を撮るのにプラス5ユーロもかかったが、その価値はあった。なんせヨーロッパの
古い、珍しい楽器の現物をこんなにたくさん見ることができるのだから。
上の階にはなんと、自分で楽器を触れるコーナーがあり、クラヴィコードとチェンバロを弾いてきてしまった。係のおばさんに、私が楽器を弾いている写真を撮ってもらったが、残念ながらピンぼけ。ここでたっぷり2時間費やした。15時の列車でドレスデンへ。

朝市1

朝市2

博物館1

博物館2

博物館3

楽器博物館1

楽器博物館2

楽器博物館3

楽器博物館4

楽器博物館5

楽器博物館6

楽器博物館7

楽器博物館8

ドレスデン
16時半過ぎにドレスデン・ノイシュタット駅着。まず「ケストナー博物館」へ直行。
思ったとおり、戦前のドレスデンの写真、ケストナーの生涯のいろんな写真に出会えた。
なんといってもこの近くにケストナーの生家があるのだ!「ふたりのロッテ」のドイツ語版とDVDを買う。ユーロが少なくなってしまった。
スーツケースをひきずって歩くのにホテルは遠かった。ドレスデンの街の石畳はひとつひとつの石が大きくてデコボコしており、時々持ち上げて運ばなければならなかった。
「マルク・ホテル アルファ」着。

8月15日(水)
晴れ。早起きして7時からホテルの朝食をとり、いざ市内へ。トラムの乗り方をホテルで教わり、意外と簡単に乗れた。さっそく散策。目に飛び込んでくるのは写真で見た「聖十字架教会」、りっぱな市庁舎、とにかく必見の「フラウエン教会」もすぐわかった。旧壁と新壁の継ぎ目は痛々しいが、なんと美しいこと!戦争とはひどいことをするもんだ。

ドレスデン1

ドレスデン2

ドレスデン3

ドレスデン4

ドレスデン5

ドレスデン6

エルベ川1

エルベ川2

エルベ川3

三王教会1

三王教会2

エルベ川のほとり「ブリュールのテラス」をうっとりと散策していると雨が降りだした。
傘をさしているのは日本人のみか?10時まわったころ「ツヴィンガー宮殿」へ。「アルテ・マイスター絵画館」の受け付けで研修仲間のIさんとばったり出会う。彼女もひとりでドイツを回っていたのだ。
それにしても見ごたえのあること!一日に全部見て回るには多すぎる。でも仕方がない。
休み休み2時間かけて回った。ラファエロの「システィーナのマドンナ」は聞きしにまさる名作だった。なんと柔和なお顔だろう。友人たちが言っていたように、確かに本物を見る価値はある。
ドイツ最後のランチはちょっと贅沢に、とエルベ川のほとりのテラスに座る。強い風に吹かれながらドゥンケル・ビアと今日の定食をいただく。2000円弱。時おり観光馬車が通るのでカメラを向ける。ドイツのレストランの客は皆ゆったりと食事の時間を楽しんでいる。席に着いてもなかなか注文を取りに来てくれないが、おしゃべりしながら気長に待っている。料理はそんなに待たずに来るが、終わって勘定をしようと思っても担当の人が
気づいてくれるまで待たないといけない。慣れたらこんなものなのだろうが日本のテンポで暮らしている私は考えさせられた。
さて、旧市街も名残り惜しいが、アウグスト橋をふり返りふり返りシャッターを押しながら渡り、新市街へ。「日本宮殿」を見てからケストナーが洗礼を受けた「三王教会」へ。
なんと1.5ユーロで塔に上れるそうだ。エルベ川をはさんで新市街から旧市街全体が見渡せる。「フラウエン教会」も「聖十字架教会」も見える。塔に上るにはここが最高だ!と思った。教会内部も見学してから買い物へ。ライプチヒほどではないが、いろんな店があって楽しい。なんとかお土産と今日の夕食をみつくろって、途中でカフェで一服しながら買い物を済ませた。足らない分は空港で買おう。
きのう通った「アルベルト・プラッツ」までやってきた。最後にどうしても見たいのは
ケストナーの生家。庭から窓越しに博物館の人に尋ねると「ケーニヒス・ブルガー通り
66番地」と教えてくれた。ダメもとで番地を探しつつホテルの方へ歩いて行くと、数字が2・・4・・・32・・・43・・・と増えていく。もしやと思ってさらに歩いて行くと、あった!ついにケストナーの生家を探し当てたのだ。アパートの入口にちゃんと石標があって「作家エーリッヒ・ケストナー 1899~1974 この家で生まれる」と書いてあった。やった!なんと嬉しいこと!ここに来るために今回はこんな街の中心から遠いホテルに泊まることになっていたのだ、と思った。ここからホテルまで10分ほど。ケストナーの暮らした街に私はいる!
夕食はホテルの部屋で買ってきたもの・・・といってもドイツワインにチーズ、パンとサラダ、と充分ぜいたく・・・で済ませ、早めに床につく。石畳の道をずいぶん歩きまわって膝が痛い。明日は朝早い。Gute Nachat!

8月16日(木)帰国
くもり。朝5時に起きて荷物整理。6時にチェックアウトして、頼んでおいたタクシーで
ドレスデン空港へ。万事順調。予定通り10時にデュッセルドルフに着いて手続きを済ませ、今12:20のボーディングタイムを待っている。いや~楽しかった、ドイツ!これは味をしめてしまった。日本から眺めているだけとは違う、肌で感じるドイツ。なんといっても
その伝統と歴史が現代につながって受け継がれていることをひしひしと感じた。
コペンハーゲン経由成田着
8月17日(金)
ホテルを出てから25時間移動し、帰宅しました。



 

 

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