ヴァイオリン
2011-11-15
学生時代、学生オケでヴィオラを弾いていた。大学側の事情でピアノ科の入試にヴァイオリンがあると知った高校2年生から必死でヴァイオリンを習い、3回生からヴィオラでオーケストラに入っていた。
学生オケといっても、ユーゴスラヴィアから来たこわ~い指揮者の先生の元、ピアノより必死に練習してオケの授業に行ったものだ。苦労もしたがおかげで私はオーケストラの魅力を知り、とりわけ弦楽アンサンブルの楽しさを知った。
ところでピアノで音楽を演奏するとき、弦楽器のボーイング(弓使い)が参考になることが多々ある。生徒さんに言葉や身振りで説明してきたが、今日ふと思いついてしばらくホコリをかぶったままになっているヴァイオリンをケースから出し、弓を張り、松ヤニを塗って調弦し、久しぶりにちょっとだけ音を出してみた。ピアノのノンレガート奏法をヴァイオリンのボーイングで説明したかっただけなのだが、ちょっと弾いてみせただけで
5年生のやよいちゃんは私の伝えたかったことをいっぺんに理解し、ピアノの音ががらっと変わった。
やはり百聞は一聴にしかず。これからも時々ヴァイオリンを弾いてみせてあげられるよう、また練習しておこうと思う。