ドイツ・オーストリアの旅(その9)
8日目の午後、ついに娘がダウン。前半飛ばしすぎたのか、ホテルでしばらく休むという。
せっかくのザルツブルク、もったいないので私はひとり、モーツァルトの住んだ家を見に新市街へ。
これを見なければここへ来たことにならない。ごめんよ、娘。
中は撮影出来ないため、大のモーツァルト・ファンの義父のために写真集を買い、ホテルに戻る。
少し眠って元気を回復した娘と再び町へ。ザルツブルク最後の夕食は窓からモーツアルトの生家の見えるレストランで。
量が多いので1人分だけ注文していただく。山あいで天気が変わりやすいのか、前日に続いてこの日も夕立があり、傘をさしてもびしょびしょで、濡れると寒い。
仕方なく夕食だけいただいてホテルに帰る。
翌日、名残惜しいザルツブルクに別れを告げて最後の訪問地ウィーンへ。今回丸一日しか時間が取れないので朝食後すぐに移動。まったく、こんな忙しい旅をしているのは日本人だけだろう。
オペラ座の向かいのアム・オパーリングというモダンなホテルにチェックインし、すぐ観光へ。
目指すは世界遺産のシェーンブルン宮殿。マリア・テレジアが大改築し、マリー・アントワネットが15才でフランスに嫁ぐまで育った宮殿。さすが、きらびやか!
一番感動したのは、6才の少年モーツァルトが女帝の前で演奏し、マリー・アントワネットに求婚したという逸話のある「鏡の間」。
そこにある鏡に、本物の、本物のモーツァルトやマリー・アントワネットが映っていたのかと思うと・・・少なくとも、ホンモノのモーツァルトが歩いた床を歩いているということ、この部屋は当時の演奏を聴いていたということ、に大感激!
ここも内部撮影は禁止なので写真集を買い求め、中庭のレストランへ。王宮での食事なので、ちょっと贅沢にランチ。