恩師にレッスンを受ける

2013-06-13

今日は、ほんとうに久しぶりに、子ども頃お世話になった

ピアノの先生のお宅に伺い、発表会で弾くソロの曲を聴いていただいた。

芦屋川の駅は、子どもの頃そのままのホームと古い階段が残っていて

嬉しかった。でもこの辺りは阪神・淡路大震災で壊滅的な被害を受けたところ。

先生のお家も全壊、再建された新しいお家だ。

昔からお花やハーブををきれいに育てておられた先生のお家の前では、

珍しいカシワバアジサイという白い清楚な花が迎えてくれた。

さて、今回は30年前に先生に教えていただいたグリーグのソナタを弾く。

先生に聴いていただいていると、子どもの頃に戻ったようで新鮮な気持ち。

もともと私が北欧の音楽が好きになったのは先生の影響。先生は今は

左手のピアニストになられたフィンランド在住の舘野泉さんの大ファンで、

舘野さんを訪ねてフィンランドに音楽の旅をなさった時のアルバムを見せて

くださった。

私が弾く2楽章は白夜の雰囲気がする、と言われて~実際グリーグは

この曲を白夜の6月に書き上げたそうだ~白夜の写真を見せてくださった。

そして、フィンランドの森に住むという木彫りのトロルの人形も。

こんなふうにいろんなものを見せてイメージを膨らませてくださったなあ、

となつかしく思い、同時に大人になってからは、なかなか人に聴いてもらうこともなく、

客観的にいろいろ指摘していただいたことが有り難かった。

いつものようにお手製の美味しいランチをご馳走になって帰路につく。

先生は私の「ピアノのおかあさん」。感謝します



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