2月, 2014年
今日のこびとのへや
こびとのへやでは、サイレント・シンギングという練習を取り入れています。
何回か私が歌った歌を、今度は虫食いのように所々抜いて歌うのです。
この練習は無言で歌っているところを想像して心の中で歌うことになるので
とてもいい練習になります。大げさに言えば「心の耳で聞く」練習になるんです。
例えば2月の歌は雪にちなんだ歌。
おおゆきこゆき ゆきこんこ
おやねもおにわも ゆきこんこ
すずめのおやども ゆきこんこ
このうち「ゆきこんこ」だけ声を出してみんなで歌います。
その前の歌が心の中で歌えていると「ゆきこんこ」で声が合うはずです。
お手玉遊びの時もこれをやります。
目をキラキラさせてお歌を歌いながらお手玉をキャッチする
子どもたちを見ていると、こちらまで嬉しくなります
生きた音楽を
この頃、低学年の子どもたちに「真似して弾く練習」を取り入れています。
楽譜はもちろん大事だけれど、楽譜を見ないと音楽ができないわけじゃない。
楽譜のみに頼っていると、弾ける曲が限られてくるし単旋律ばかりだったりする。
それよりも私が大切にしたいと思っているのは「生きた音楽」を奏でること。
発表会のゲストに即興のピアニストをお呼びするのもそのため。
リズムも表情もなく,ただ音を並べても音楽にはならない。
そこで「真似して弾く練習」。先日のピアノ教師向けセミナーで教わったことを
ヒントに、ギロックの簡単な曲集から曲を選んで、リズムや音の表情、指使いなどを
そっくり真似てもらう。
譜面では♯や♭がついていて難しそうに見えるけれども、こうして真似てもらうと話が早い。
子どもたちはすぐに覚えて弾いてしまう。
昔流行った「ネコふんじゃった」だってそうよね。あれは譜面に書くと♭が6つもついた
複雑なものになるけれど、お友だちが弾いているのを見てみんな覚えてしまった。
ただ真似るのがお友だちのではなく、教師のを真似てもらうのには意味がある。
外国語の習得にまず講師の発音を真似るのと同じ。昔の日本の三味線だって
アフリカやインドの太鼓だって、みなこの方法で師から弟へと伝わってきたはず。
というわけで譜面を見て練習するのにプラスして、この真似る練習も取り入れています。
発表会の会場が決まりました!
2月2日。今日は今度こそ!のホールの抽選会。1年前のことろがダメで、半年前のところがダメで、5か月前の今日のホールが最後の望み。
ここの抽選は缶に入った竹箸を引く、というもの。 自分の番が来た時、大きく深呼吸し、
身体を広げて自信たっぷりのポーズをしてから竹箸をぱっと見ると1つの竹箸が光っていた。
迷わずそれを引くと、なんと1番!やった~!!
かくして今年の発表会は7月13日(日)、豊中の「すてっぷホール」に決定。ゲストはピアノの即興詩人、重松壮一郎さんです^^
ご縁
うちに来てくださっている生徒さんとは、まぎれもなくご縁があります。
そのことが最近ますます有難いことだと気づいてきました。
ひとりひとり違う個性を持った生徒さんたち。
たくさんの生徒さんたちと出会えば出会うほど、
それだけ私はいろんなことを学ばせてもらっているんです。
ひとりひとりの生徒さんは、実はかけがえのない私の先生。
これを実感しつつ日々のレッスンをさせていただくことが
私の仕事です。
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