4月, 2016年
発表会前1カ月
もうすぐゴールデンウィーク。連休が明けるともう、発表会の1カ月前です。そろそろ仕上げの段階に入るはずの時期、子どもたちにも本気モードに入ってもらいます。今週はレッスン中に何人かの生徒さんに、私が弾いている動画を撮ってもらい、お母さんにLineでお送りしています。これを参考に連休中によくおさらいしてください。
それにしても便利な時代になったものです。だんだん人間力が鈍ってこないかなぁ。
こもりうたの会にゲストが来られました。
今日の「こもりうたの会」には6組の赤ちゃん連れの親子の他に、私の友人たちが来てくださいました。特に、佐藤加代子さんの「童神」を赤ちゃんのいるお母さんたちに聴いて欲しくてお呼びしたのです。いつものようにライアを弾き歌いしながら、感謝の気持ちでいっぱいでした。目の前にいる赤ちゃんたちだけでなく、世界中の子どもたちにこの歌が届きますようにと願い、歌わせていただいています。来てくださった皆さん、ありがとうございました💖
楽器の話
今日は楽器のことを書きます。
私が子どもの頃は、電子ピアノというものがほとんど出回っておらず、ピアノを習うには本物のピアノかオルガンを買ってもらうしかありませんでした。私も幼い頃は足踏みオルガンで練習していました。小学生になってピアノが大好きになったある日、父が本物のピアノを買ってくれました。それは優しい木目の背の低いアップライトピアノで、家中跳ね回って大喜びしたものです。
さて、昨今は住宅事情もあり、また性能が良くなったこともあって、電子ピアノで始められる方が増えています。けれども再三お伝えしているように、ピアノという楽器の心臓部は鍵盤ではなく、鍵盤に連動してハンマーが弦を打って音を出す内部なのです。鍵盤と電子音でピアノの音を模倣した電子ピアノは、まがいものでしかありません。アコースティックピアノは指のタッチひとつで音が変わり、またその響きは弾いている人の身体や部屋全体に伝わります。電子ピアノにはそういった音のバイブレーションはありません。「形」としての音楽はできますが、「心」を伝えるという意味では大いに不足です。だいたい、電子ピアノだと私でも長時間弾く気にはなれません。疲れてくるのです。他にもアコースティックの良さはたくさんあります。
この1年で何人かの生徒さんが本物のピアノを買ってもらいました。その子たちは例外なく、めざましく伸びています。みんな、練習に対する姿勢が全く違ってきています。いい楽器はその子から音楽を引き出してくれます。決して安い買い物とはいえませんが、ピアノと親友になる第一歩は楽器です。
今一度、お考えになってはいかがでしょうか?
ピアノを調律してもらいました
発表会まで1カ月ちょっと。きのうはピアノの調律師さんに来ていただきました。阿部秀明さんとは30年来のおつきあいですが、ますます素晴らしい調律をしてくださいます。音に対する感性がピカイチなのです。今回はヴェルクマイスターという人が考案した調律方にしていただきました。とても柔らかい響きがします。
さて、みなさんほとんど最後まで譜読みができ、暗譜している子もいます。4月中に暗譜!が目標と言ってありますからね。でも、ここまではラフスケッチ。これから1カ月で色をつけ、細かいところを仕上げていきます。音色、光の音と影の音の弾き分け、ストーリーを考える、などなどやる事はたくさんあります。キラリと光る演奏会になるよう、もう一息がんばりましょう。(私も今、ソロで弾く曲を練習中です。この年になると覚えるのがタイヘンなんですが、がんばりま〜す)
弦楽アンサンブル
昨日は趣味で弾いているヴィオラで弦楽アンサンブルの定期演奏会に出演しました。何人かの生徒さんにもご家族連れでお越しいただき、ありがとうございました。
アマチュアの楽団なので技術的には上手ではありませんが、社会や家庭の仕事をこなしながら月2回集まって1年かけて作ってきた音楽を心を込めて演奏させていただきました。
ピアノはひとりで全てを弾きますが、自分の出した1つの音が周りの音と合わさってハーモニーが生まれるのが何といってもアンサンブルの醍醐味です。私は両方とも大好きです。
機会がありましたらぜひ、ピアノだけでなく他の楽器の演奏も聴いてみてください。きっと音楽のいろんな魅力を味わっていただけるでしょう。
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