5月, 2016年
ママと連弾
お母様との連弾ももちろん素敵です。私も娘が幼かった頃、初めての発表会で連弾した時のことを懐かしく思い出します。
小学1年生のAちゃんは6年生のお姉ちゃんがいるので、初めての発表会の連弾のお相手はお姉ちゃんかと思っていました。お母様は2才の妹さんのお世話で大変かと思ったのです。でもどういうわけか今回、お母様が弾いてくださることになりました。4人のお子さんがいらっしゃるお母様、ひとりひとりと上手に向き合っておられて素晴らしいです(^。^)
小学2年生のT君もお母様が連弾のお相手です。お母様は小さい頃、ピアノを習う機会がなく、大人になってお仕事を始めてからご自分でピアノを買って習いに行かれたとか。その情熱に感銘を受けました。T君もお母様の血を受け継いでとても音楽がお好きで、発表会の曲以外にもどんどん弾いてこられます。
ひとりひとりにストーリーがあって、当日全部ご紹介しきれません。こうして思いつくままにブログに書いていきます。
た第13回サロンコンサートに寄せて(その2)
コンサートにあたり、皆さんにお伝えしたいことが日々、心の中に渦巻いています。けれどお話がそんなに上手ではないので、いざ皆さんの前でお話しようとするときっと抜けてしまうでしょう。ですのでこうして時々、心に浮かぶままに書き綴ろうと思います。
今、春まっ盛りです。あちらこちらで花々が美しく咲いています。花たちはなぜあんなに美しく咲くのでしょうか?
それは、生きている喜び、を表しているのです。この世に生かされていることを喜んで、あんなに美しく咲くのです。
鳥たちはなぜ、あんなに美しくさえずるのでしょうか?
それは、生きている喜び、を表しているのです。この世に生かされていることを喜んで、あんなに美しくさえずるのです。
私たち人間は?そう、私たち人間は生きている喜びを表すのに、歌ったり、楽器を奏でたりするのです。ピアノを弾けるのは生きているから。その喜びを表すのが音楽です。
こんなことも、子どもたちに伝えたいと日々、思っています。
第13回サロンコンサートに寄せて
年に一度の発表会が近づいてきました。今年は500人収容のホールにスタインウェイと、いい条件がそろっています。ゲストの先生も素晴らしい方です。今年のテーマは「人の心に届くもの」にしました。ひとりひとりにどんな演奏が人の心に届くかな、と考えてもらいました。私も正解を知っているわけではありません。ただ上手に弾きたいとか、ミスをしないで弾きたいとかだけでなく、この視点を持ってもらうだけで演奏が変わってくると思うのです。
また発表会デビューのお子さんがたくさん出られます。中には兄弟姉妹やお母様、お父様と連弾する子もいてほのぼのします。ひとつの楽器を家族と奏でられるのはピアノならではの魅力です。
子どもの演奏に私は、大人には真似できない魅力を感じます。発表会とは言わず「サロンコンサート」としているのも、小さなピアニストたちによるコンサート、のつもりのネーミングです。子どもたちのピカリと光る演奏を、どうぞお聴きください。
パパと連弾
今年も、何人かの生徒さんが連弾をされます。兄弟姉妹で連弾する子もあれば、ママと連弾する子もいます。
ところが、パパと連弾、はこれまでなかったんです。それが今年は二組の生徒さんがパパと連弾することになりました。
おひとりは1年生で発表会デビューのTちゃんです。Tちゃんはパパと競争で練習している、と言うので聞くと、お父様はピアノのご経験がないそうです。それがTちゃんが習い始めたのを機に、ご一緒に練習されているとか。今回の発表会も、ひとりで弾くのは不安なTちゃんのために共演してくださることになりました。なんて素晴らしい(^O^)出演が決まってから毎土曜日のレッスンにTちやんとご一緒に来られてレッスンを受けられました。本番が楽しみです。
もう一人は2年生でやはり発表会デビューのAちゃんです。Aちゃんのお父様は子どもの頃習っておられたそうですが実に20年ぶりとかで、お忙しいお仕事の合間に練習を重ねてくださいました。昨日、Aちゃんとご一緒にレッスンに来られ、ちょっとアドバイスさし上げるとすぐにクリアされ、いい感じでした。
なんといっても大きな手のパパさんが小さな手のお嬢さんを気遣いながら音を合わせられる光景は、実にほのぼのしてあったかい気持ちになります。私も幼い頃、音楽教室で習った曲を父が連弾してくれて、お客様が来られるとご披露していた懐かしい思い出があります。TちゃんやAちゃんにとっても、忘れられない思い出になることでしょう。
そして、今ピアノを習っている子どもたちも、きっと将来自分の息子や娘と連弾するパパ、ママになるでしょう。こうして幸せの連鎖が続いていってくれたら、なんて素晴らしいことでしょう。
楽譜絵本完成!
楽譜絵本がついに完成しました!「ピアノでうたう こどものうた」というタイトルです。子どもたちの音楽との幸せな出逢いを願って作った本です。これまで生徒さんのスケッチブックにひとりひとり手描きで描いてきたものをようやく本にまとめました。1年前から構想を練り、慣れないパソコン作業に苦労しましたが、としくらえみさんのパステル画が入って素敵な仕上がりです。たくさんの子どもの歌を教えてくださった池末みゆき先生の歌も入っています。
この本では楽譜が読めなくてもカンタンに、わらべうたなどのシンプルな歌を鍵盤で弾けるように工夫してありますので、小さな子どもさんのみならず、お父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんが幼い子どもに弾き歌いしてあげられる内容になっています。ご出産のお祝いにもいいかと思います。
2016年6月4日の発表会でお披露目予定です。まずは「プレピアノクラス」のテキストとして秋から使用します。
一般販売は少しお待ちください。
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