ピアノ先生ブログ
日本子ども支援協会
今日は「こもりうたの会」に、「日本子ども支援協会」の代表理事、岩朝しのぶさんが来られました。昨年末に「こもりうたの会」で集めさせていただいた会費をご寄付したところ、はるばる生駒から訪ねてきてくださいました。
そもそも3年前、友人の企画するチャリティーコンサートで岩朝さんのお話を伺ったのがきっかけでした。その席で岩朝さんは、実の親に育てられることのできない多くの子どもたちのことを熱く語ってくださったのでした。その時は何かしたい、と思いながら日がたち、一昨年「こもりうたの会」を始めた時、お母さんから子守り歌を歌ってもらったことのない子どもたちに何かできないかと考え、ご寄付先にさせていただいたのです。
しかし今日、改めて岩朝さんのお話を伺うと衝撃でした。乳児院という施設では職員の方々が心を尽くしているにも関わらず、どうしても手が足らず、赤ちゃんたちは寝かせっきりになっているそうです。生まれてすぐの大事な時期に、ひとりの信頼できる大人と愛着形成ができない赤ちゃんは、しだいに泣くのもやめ、表情のない子になっていくといいます。他にも大変なお話がたくさんあり、こういった施設で育つ子が現在の日本で4万人以上いるそうです。岩朝さんは2人のお子さんを里子として迎え、育てておられますが、本当は、施設も里親も必要のない社会にすることが目的、とおっしゃっていました。自分の子どもを養育できない親を責めるのではなく、その親をも抱きしめてあげる必要があるのだと。
たくさんお話をお聞きして、とても考えさせられました。日本の「施設」という政策は、国連から何度も勧告を受けているそうです。まずは多くの人に現状を知ってもらい、関心を持ってもらいたい、との岩朝さんのお言葉に、こうしてブログを書いています。
日本子ども支援協会 http://npojcsa.com
2月27日プレピアノクラスの様子
年長さん5人のプレピアノクラス。もともと半年のつもりで始め、この3月でいったん終了になる。でもあんまり楽しくて、終わるのがもったいない。季節の歌で遊んだあと、オリジナルの楽譜を見ながらその歌を弾いてみる。ドレミの導入もするけれど、実際に普通の楽譜を見ながら弾くのは1年生になって個人レッスンになってから。今はその準備段階だ。お友だちたちと学ぶのがまた楽しそう。そして最後にはロウソクをつけて「お話」でしめくくる。この子たちは個人レッスンがどんなものか知らない。個人レッスンも楽しいのだけれど、お話まではしていない。やっぱり最後に「お話」をせがまれるだろうか?
お引越しする子もあって、ちょっと淋しい年度末。
「こびとのへや」レポート
先日の「こびとのへや」のクラスに見学に来られた横田めぐみさんが、素敵なレポートを書いてくださいました。思いがけず、ふだんやっているメニューの意味を解説してくださいました。横田さんは池田のご自宅で「あそびのアトリエ」を開いておられます。そんな方からこんなレポートをいただいて嬉しい限りです。http://omocharibon.blog.fc2.com/blog-entry-972.html
2月26日 学校でのピアノ伴奏について
今日は校区の小学校の参観日で、3年生の劇で二人の生徒さんがピアノを弾くというので聴きに行ってきました。学校のお友だちの前でピアノを弾くのってちょっと気恥ずかしいような、誇らしいような気持ちだと思います。私がそうでした。
ちょうど小学校3年生の時、先生に出す日記に、当時流行っていたドラマの主題歌が弾ける、と書いたら、翌日みんなの前で弾くようにいわれ、それ以来ピアノといえば私が指名されるようになりました。今にして思えば、私のピアノデビューです。懐かしい思い出です。
お二人とも落ち着いて、劇の進行に合わせてりっぱに伴奏を務めていました。一人で弾くのと違い、タイミングやテンポなど、みんなが歌いやすいように気を配らなくてはなりません。いい経験になったと思います。
中学生の生徒さんも先日、合唱コンクールの伴奏者に選ばれたとご報告がありました。みんなの為にピアノを弾く経験は貴重な財産となるでしょう。私も心から応援します。
2月25日レッスンの様子
今日も1年生から6年生までのレッスン。
習い始めたばかりの、期待でキラキラした1年生から、
弾きたかった曲に挑戦する6年生まで、
様々な時期の子どもたちがやってくる。
それぞれの1週間。どんな思いで練習してきたのか、
様子を見ながらのレッスン。
この時間が幸せなものであって欲しい、といつも思う。